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岡崎の伝統産業

草木染

匠のまち 岡崎のものづくり『草木染』


藍、茜、紅花、紫根、蓬、柿渋、黄檗、鬱金などの植物染料を中心に自然界の様々な天然染料を用い、綿や絹、麻などの天然素材を染める草木染。

わが国では、飛鳥時代(592年~710年)に大陸から染色技術が伝わると急激に発展。三河では、平安時代初期(800年)に漂着した崑崙人より全国に先駆け綿花の栽培と綿織物の技術が伝わり、後に集積地である岡崎を中心に三河木綿の一大産地を形成します。
必然的に、生成りの木綿を染める草木染の需要は高まり発展、特に消炎や解毒、止血の作用がある藍で青く染めた藍染は江戸で大流行、ジャパンブルーとも呼ばれますが、明治に入り、欧米から合成(化学)染色の技術が伝わると草木染は衰退していきました。

しかし、自然との触れ合いや心の豊かさ、また人体や自然環境への配慮が求められる今、化学染料にはない深みのある色合いや天然染料の効用など、本来の草木染の良さが見直されてきています。

草木染
草木染
草木染
草木染

伝統工芸品

  • 岡崎石工品
  • 三河仏壇

あいちの伝統的工芸品及び郷土伝統工芸品

  • 五月武者絵幟
  • 三河花火
  • 三州灯籠
  • 草木染
  • 大門のしめ縄
  • 名古屋節句人形
  • 矢作(やはぎ)の矢
  • 和太鼓
  • 和ろうそく
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