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岡崎の伝統産業

三河仏壇

匠のまち 岡崎のものづくり『三州灯篭』


鎌倉時代中期の正応2年(1289年)、親鸞の孫弟子にあたる了専上人が、弟はじめ一族とともに河内国から三河国菅生郷に移り住み満性寺(岡崎市菅生町)を創建。その弟が安藤親重を名乗り鋳物師として梵鐘や仏具などを鋳造したのが三州鋳物の起源と言われ、江戸中期には鍋釜の製造も開始しています。

三州鋳物のうち寺院用の灯籠を三州灯篭と呼び、江戸期の岡崎は、その産地として全国に知られていました。大正年代まで、安藤氏の子孫が代々鋳造に携わっており、昭和初期には8軒の事業者に数百名の従事者がいたと伝わります。

三州灯篭の製作には、細かい細工が可能なことから蜜ろうで原型を造る昔ながらの鋳造方法が今も採用されています。灯篭以外の各種青銅器鋳物の制作も、多様な製造技法を取り入れ、精密品から大型品、美術品まで多様な需要に応えます。
令和元年(2019)11月2日、東岡崎駅前に設置された日本最大級のブロンズ像“徳川家康公騎馬像”も伝統の三州鋳物の製法が生かされています。

三州灯篭
三州灯篭
三州灯篭
三州灯篭

伝統工芸品

  • 岡崎石工品
  • 三河仏壇

あいちの伝統的工芸品及び郷土伝統工芸品

  • 五月武者絵幟
  • 三河花火
  • 三州灯籠
  • 草木染
  • 大門のしめ縄
  • 名古屋節句人形
  • 矢作(やはぎ)の矢
  • 和太鼓
  • 和ろうそく
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